子供が初めて迎える誕生日(初誕生お祝い)に、一生(一升)食べものに困らないように」「健康で力持ち(餅)になるように」といった願掛けの意味がある一升餅担ぎ。
一升の餅を風呂敷などに包んで背負わせるんですけど、娘夫婦が実家でもするというので、楽しみにしていたんです。
餅はどうするのかと聞けば、娘曰く『餅の代わりに一升分の精米を背負わせる』って言うんです。
一升ですから約1.4Kgなんですが、1つ300g入りの精米袋のものを5袋担がせるというのです。
まあ、既に旦那さんの実家でもやって、うちでもやるんですから実際に一升餅を2回、二升の餅をつくことを考えると、精米でやるのも合理的かなと思います。
後で300g入りの精米袋置いて行ったんですけど、こんなものがインターネットでも買えるんですね〜。娘曰く、一升餅担ぎで検索するとこれが出てくるといっていました。時代なんですかね。
カミさんは、カミさんで一升分の餅米を蒸して赤飯を作って待っていました。「やっぱり、赤飯でなきゃ〜」とのことです。
最初に赤飯を背負わしたんですが、なぜか重箱に入れたまま風呂敷に包んで孫に背負わせようとする。重箱じゃ背負っても安定しませんよね。孫は立ち上がることも出来ません。
まあ〜、重箱を背負う写真も撮ったので、娘がインターネットで購入した300g入りの精米袋5袋を今度はリュックサックに入れて背負わしたんです。
リュックサックなので安定して背負えるんですが、やっぱり1歳児には重いですよね。1.5キロは・・・・。
立ち上がろうとして、必死になっているのが写真からも分かります。
立ち上がれない・・・・。
やっぱり起き上がれない・・・・。
あまりの重さに背中から降ろそうと本人はリュックサックを取り除いているつもりが甚平さんの結び目を解きながら泣いています。
リュックサックを担いだまま、座り込みました・・・・。
座ったのですが、あまりの重さにバランスを崩し後ろに・・・・。
仰向けです。
力尽きてワンワン泣いています。
流石に娘もここらでいいだろうとリュックサックを外してやります。
頭を撫でて「頑張ったね!」と褒めていました。
娘の1歳誕生日に一升餅担ぎさせましたが、やっぱり泣いていました(笑)。
一升餅から開放された孫は、安堵の表情です。
こうして孫は初仕事を無事終えることができました。
一升の餅を1歳児に担がせるのは、やはり無理がある様ですね。担がせて泣かせることで人生初の仕事を経験させるということに意義があるんだろうと思いました。
また、何もしないでも通過する1歳ですけど、メリハリのある体験をさせたことの写真を本人が大きくなった時に見て、自分の成長を両親や祖父母が祈っていたんだなと本人の意識の中に定着させる意義はあると思いますね。
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