異動の時期

日々思う事

官公庁系の職場では、1年に2度異動時期があります。4月とそして10月。
以前の職場を契約期間満了で今年3月末に退職する時、職場の皆さん全員の前で今までのお礼と今後の身の振り方を話しました。夕方机上の整理等をしていると2年前の新入女子職員が目の前に来て「4月からお互い方向は違いますが、同じ列車なので会うことはありますよね」とニッコリ笑ってくれた。
この歳までマイカー通勤しかした事がなく、初めての列車通勤と朝が早かったので、列車の中では寝てばかりいました。ある日、途中の駅で停車している時、車窓に改札に向かうその娘の横顔を偶然見つけた。この3月まで勤めていた職場に近い駅でした。それからはその駅の改札の見える窓際の席に座れた時は、ウキウキしてその娘の姿を追っている自分を情けなくも肯定的に見ていました。でも、10月に入ってから、その娘の姿は視界に入ることはありませんでした。
元の職場の方に聞けば10月の異動で県外に行ったとの事。今の自分の勤め先とその娘が出勤で乗車する同じ駅、その駅で半年の間に1度くらいは、偶然に会うことはあってもよかったと思ったけど、コロナ禍で多くの人が行き交う駅に不注意に長く滞在することは、感染の恐れがあり出来なかった。でも、それで良かったんだと自分を慰めている。
これからは、また列車の中でぐっすり寝て行ける。

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68歳。電気メーカーを60歳定年で退職。その後、年金事務所に約5年勤務。令和2年4月から会計年度任用職員として地元自治体(県)に勤務。令和5年4月から期せずして無職になるも7月から市役所の会計年度任用職員に。この歳になっても如何に生きるべきか、人生をさまよっているシニアの日常を見てやって下さい。(2023年7月1日現在)

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コメント

  1. Jon より:

    シニアには、寂しい結末ですね。

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