感情を露わにする孫

それで、私も変に自信を持ったのか喰い初め後に実家に来た時に、また、お風呂に入れてやったんです。もう、眼も見えています。先に私がお風呂に入っていて、タイミングを見て、娘とカミさんが孫を湯船に連れてくるのですが、久々に受け取って「え!ずいぶん大きくなった」と心の中で叫んだのと同時に孫の目を至近距離で見て、一人の人間として意識しました。

孫も私の顔をまじかに見て孫なりに『ああ!お父さん以外に、じいじいに以前お風呂に入れてもらっていたんだな』と思ったに違いありません。

でも、今回は、以前と違っていました。赤ちゃん用のシャンプーを娘が持って来ていなかったので、石鹸を泡立てて桶に入れてありました。普通の石鹸では、赤ちゃんの肌に刺激が強すぎるので和らげる為の様です。

私はそれを手にすくって孫の肌や頭に付けてやったのですが、冷たい!ワシの手のひらでも冷たいのに、身体に直接掛けられた孫はもっと寒さを感じるだろうと思いながらも付けたんです。

そしたら意思表示が出来る様になっていた孫は、顔をゆがめギャンギャンと泣き始めた。石鹸水での身体洗いをそこそこにして、孫を以前の様に支えて湯船に入ったんですが、今度は一番風呂で温度設定も高かったせいか、更に大きな声で泣くんです。あまりの大きな泣き声で娘とカミさんも風呂場に飛んで来ました。

既に着替えが終わった孫に「ごめんね。じいじいが悪かった」と声に出して誤ったんですが、孫はいつもの様に私の顔を見て、ニシャニシャと笑ってくれました。孫の顔は、天使ですね。

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69歳。電気メーカーを60歳定年で退職。その後、年金事務所に約5年勤務。令和2年4月から会計年度任用職員として地元自治体(県)に勤務。令和5年4月から期せずして無職になるも7月から市役所の会計年度任用職員に。この歳になっても如何に生きるべきか、人生をさまよっているシニアの日常を見てやって下さい。(2024年9月1日現在)

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