雛人形 お嫁に行ったら

季節

埃をかぶる雛人形
2年ほど前に娘が嫁に行きました。それ以降、毎年飾っていた雛人形を飾らなくなりました。家の納屋に置いたままなんです。雛人形が入った数箱が埃をかぶったままです。

カミさんの両親から娘が生まれた時に贈って頂いたものです。立春頃になると納屋から雛人形道具が入った幾つかの箱を仏間に運び、組み立て飾っていました。飾るのは、ずーっと私の仕事でした。

3月3日の翌日には、片付けていました。仕舞うのが遅くなると婚期を逃すからとプレッシャーをカミさんにかけ続けられながら、仕事から帰って来た日でも片付けていました。

そんな娘も嫁に行って、雛人形を飾らねばという脅迫観念から開放されホッとしていたものです。しかし、納屋で埃を被った雛人形道具を見るたびに、嫁に行ったら、雛人形はどうするんだろう?
と疑問が湧いて来ました。知り合いの方に聞いてもこれといった解決策も聞けず、

ネットで調べてみると次の3通りの選択肢があるようです。
1)嫁入り先に持って行く
2)結婚後は親が飾る
3)処分する

1)嫁入り先に持って行く
 嫁ぎ先で、飾るという方法もある様ですけど、アパート暮らしなので飾るスペース問題と這い這いをもうすぐする赤ちゃんが雛人形の飾りを口に入れたりしないかと目も離せませんから、現実的では無いですね。それに娘は雛人形に、あんまり思い入れも無いようですし(寂)。

3)処分する
 娘が嫁に行ったのですから、雛人形の役目は終わったということで処分する方法もあるようですが、買った時には、相当したでしょうし、私も20数年飾り続けてきましたから、処分は寂しいものがあります。

2)結婚後は親が飾る
 結局は、私が今まで通り、娘の実家である我が家で飾り続ける事になりそうです。カミさんにも、相談しましたら、大変喜んでくれていました。嫁に行った娘の幸せと息災を願って、これからも私が飾り続ける事になりそうです。

でも、飾り付け期間は、やはり3月3日までなのでしょうか?(笑)

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69歳。電気メーカーを60歳定年で退職。その後、年金事務所に約5年勤務。令和2年4月から会計年度任用職員として地元自治体(県)に勤務。令和5年4月から期せずして無職になるも7月から市役所の会計年度任用職員に。この歳になっても如何に生きるべきか、人生をさまよっているシニアの日常を見てやって下さい。(2024年9月1日現在)

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