家計の「見える化」で老後不安解消
家計簿つけています、と云っても一ヶ月単位です。
定年を5年後に控えた55歳頃からつけはじめ10年くらいになります。
つけ始めたきっかけが老後資金の事が漠然とですが、気になって来てからです。今までの会社勤め時は、毎月一定の収入がありましたので、なんとなく生活していました。でも、定年退職後は、どんなところに再就職するかわかりませんし、今までと同じ様な収入も期待できないかもしれません。
家計に占める光熱費や日常生活費、各種税金、社会保険料等の支出が漠然としか認識していませんでした。これらを家計簿につけ把握管理することで、今後どうすればよいのかわかるのではと思いました。
収支を具体的に知ることで、初めて計画的な貯蓄やリフォーム、耐久消費財の購入が可能となります。家計の「見える化」です。
毎日は大変! 家計簿ソフト
家計簿、最初は市販のソフトやフリーソフトを使おうと思ったのですが、家計簿ソフトって、本当に毎日の収支を入力するソフトなんです。そんな細かなお金の出入りは、主婦でもないし、必要ありません。大まかなお金の動きが分かればよかったのです。しかも、有料ソフトは、安くもないので購入後に思っていたのと違った!と後悔するかもしれないので手を出せなかったです。そんなわけで市販ソフトは没。
フリーソフト、これも検討したんですけど、いまいち使い勝手の悪いものが多かったです。自分の思った通りにカスタマイズできないのが気になりました。市販ソフト同様、金額を入力すれば自動的に集計、グラフ表示などもしてくれ、手軽です。でも、毎日の入力が必要なソフトばかりです。
カスタマイズしたエクセル家計簿
家計簿ソフトは、自分で使いたいように加工できないので、私はエクセルを使っています。
収入、支出の内訳を自分に合った項目で作成することができ、収支も関数が自動計算してくれます。一度ベースとなるファイルを作れば、次から入力が楽になるほか、生活スタイルの変化に応じてカスタマイズしていくことが可能です。
無理なく続けられる自分に合ったスタイルで
家計簿といっても、毎日の収支を記入することも無く、月単位で収支がわかればいいとのスタンスで入力しています。
データ入力の元データは、日常生活での買い物は、ほとんどクレジットカードを使っていますので月額の明細をプリントアウトして、自分で予め設定した項目毎に入力します。
また、通帳の入出金明細(年金入金額、給料、固定資産税、上下水道代等)も同じように項目を拾い出し入力しています。医療費は、領収証の控えを転記しています(確定申告の時に役に立ちます)。
いずれも、月単位で集計して転記しています。
縦軸は、収入と支出の項目。横軸は、月単位に一応83歳まで区切っています。何故83歳までかって?親父さんが、亡くなったのがその歳までだったからです。自分もそこまでは生きると仮定しての横軸設定としました。
老後の資産が見える
別のエクセル表で、自分の全金融資産合計(郵貯、銀行、証券会社)を四半期単位で集計しています。
全資産の推移を見るためです。この資産合計を上で作成した家計簿にも記入します。
実際の収支での残金と比較し、差が大きければどこかで入力漏れが有る訳ですからチェックに役立ちます(と云っても10万円以内の差は、誤差の範囲と思って気にしません)。
四半期毎に入力して、収入支出項目の入力が正しいかの検証も出来るようにしています。大きな出費(ライフイベント項目も設定しました)の際にも、どのように家計が推移するかもわかり計画が立てやすくなります。
また、これから先、何歳の時には、総資産がいくら残っているかが把握出来、安心です。
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